余部鉄橋
鉄橋は高さ41メートル、長さ約309メートルでトレッスル式鉄橋で当時は東洋一の高さを誇りました。狭い谷間を見上げる景観は但馬の地形を代用するものです。
鎧の袖
長さ約200メートル、高さ約65メートルの北に突き出した岸壁先端は三角形の壁に無数の柱状節理が発達し、その模様が武者の鎧の袖を思わせるところから名付けられました。
(国指定天然記念物 1938年)
但馬松島~三田浜海岸
下浜から三田浜にかけての海岸線は縞模様の泥岩砂岩層の入り組んだ海岸線と磯に点在する柱状節理の発達した貫入岩からなる「弁天島」「松島」などが松で彩られた美しい「但馬松島」の景観を作り出しています。
下浜の動物の足跡化石
下浜には広い波食棚が広がっています。その棚の地層から約2000万年前ごろのゾウ、サイ、シカ、トリの足跡化石などが発見され、日本列島がアジア大陸の一部であったころの様子が創造されます。
付近では水の流れた跡の珍しい化石も見られます。
(県指定天然記念物 1968年)
岡見公園
湾内の岡見公園は孤立丘状の小島であった市杵島が砂州によって陸化した陸繋島です。公園では春の桜やユウスゲなどとともに、四季を通じた美しい海岸の景観が楽しめます。
遊覧船
名勝「香住海岸」は堆積岩と火成岩が織り成す美しい海岸地形を観察できるエリアです。遊覧船では、垂直の断崖や天然記念物「鎧の袖」など海からしか見ることのできないスポットが鑑賞できます。
今子浦
赤褐色の岸壁が夕日に輝く日本夕陽百選の「但馬赤壁」広い波食棚の「今子千畳敷」、奇岩「カエル岩」など波による侵食地形が見られます。大引の鼻展望台からは海岸一帯が眺望できます。
柴山湾
古くから天然の良港と知られる「柴山湾」は風待ち港、寄港地として海上交通の重要な役割を果たして来ました。今は、松葉ガニ漁などの重要な漁港となっています。