謎をよぶ湖底遺跡 曽根遺跡について

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(2010:05:05 09:09:41, NIKON D300, F9.0, 1/200, -2/3, ISO:500, 12 mm(換算18 mm), AF-S DX Nikkor 12-24mm f/4G)
カテゴリ: 201005長野  

謎の縄文遺跡
諏訪湖底 曽根遺跡

謎をよぶ湖底遺跡 曽根遺跡について

曽根遺跡は、諏訪市大和区の諏訪湖岸より約300メートル離れた湖底に沈む、旧石器時代から縄文時代草創期(約1万年前頃)にかけて残された水中遺跡です。
今から100年前の明治41年(1908年)10月24日、湖底から矢じり(石鏃)が引き上げられたことから、国内で初めて発見された謎の水中遺跡として大きな注目を集めました。翌年、考古学界の代表者、坪井正五郎が諏訪湖を訪れ、湖上より曽根遺跡の調査を行いました。坪井は水中から遺物が見つかるのは、湖底に打ち込み、その上に家を作って住んだためと考えました。しかし、この説は地質学者から反対され、自然現象によって遺跡が水没したという説が発表されるなど、学会をにぎわす「曽根論争」へと発展しました。また、大正年間には鳥居龍蔵が「諏訪史第一巻」編さんのため調査を行い、湖上にイカダをつくって住んでいたという説を発表しています。現在では、もともと陸地だった曽根遺跡が断層活動によって地盤沈下し、さらに自然環境の変化で湖の水位が上がったため水没したという考えが有力です。
水中から発見されたたくさんの石器や土器については、はじめ、縄文時代でも古い頃のものではないかと大まかに考えられていました。その後の研究によって、1万年以前の縄文時代草創期に属することが明らかになりました。遺跡発見以来、数千点以上引き上げられたともいわれる黒曜石やチャートを材料とした矢じりも1万数千年前のものとされています。しかし、縄文時代のはじまった頃、なぜこの場所で大量の矢じりを作っていたのかは、今も曽根遺跡の大きな謎とされています。
曽根遺跡は諏訪市の史跡として保護され、考古学者 藤森栄一らが収集した曽根遺跡出土品の一部は、諏訪市博物館で展示されています。

解説:諏訪市博物館





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