南天満公園の桜の記事

(2012:04:15 11:41:13, NIKON D800, F10.0, 1/200, 0, ISO:500, 35 mm, AF-S Nikkor 17-35mm f/2.8D, 撮影地, 潮位, 月齢:23.5, 長潮)
カテゴリ:
大阪湾
将棊島粗朶水制跡
将棊島は、淀川の水が寝屋川・鯰江川に逆流して水害を引き起こすのを防ぐために、3つの河川の合流点の網島から天満橋を越えて236間(約430メートル)余り下流まで築かれた隔流堤で、幅7間(約13メートル)あった。
淀川治水のため、明治6年(1873年)に来日したオランダ人技術者デ・レーケ、エッシェル、ティッセンの3人は、その翌年、将棊島地先にオランダ式粗朶沈床による水制工を実施した。これは木の枝を束ね、組み合わせたものに石を詰め、河岸から河の中央に向かって設置された突起物で、水の勢いを弱め、護岸に効果があった。この工法はケレップ水制とも呼ばれ、現在でも城北公園(旭区)北側の淀川左岸にそのなごりを留める。デ・レーケは来日してから29年間、大阪にとどまり、淀川の地スイと大阪港の建設に尽力した。
大阪市教育委員会